🧰

鉄道運行管理シミュレーターPro

マップ作成・くわしい編

🌐 日本語

🧰 くわしいモードとは

作れない配線もあります(マップ作成編を参照)。お気づきの点は お問い合わせからお知らせください。

マップ作成画面の右上で 「くわしい」 に切り替えると、 軌道回路・分岐器・てこ・進路・信号を 1 つずつ 置いたり直したりできる道具が出ます。

かんたんモードとの違いは表示だけです。 できあがるデータは同じで、いつでも行き来できます。 途中まで「駅を作る」で置いた駅を、くわしいモードで手直しする——という使い方が自然です。

先に読むもの。 路線を 1 本作る流れそのものはマップ作成編にあります。 このページは「自動生成に任せず自分で組む」ときの手引きです。 用語(軌道回路・てこ・進路・鎖錠)は用語集もあわせてどうぞ。

🧭 道具の一覧

画面上部の 「車両 ▾」「配線 ▾」「設備 ▾」「移動 ▾」 から選びます(左からこの順)。 いま何を編集中かは、左パネル最上部の色帯に出ます。

車両

道具できること
車両形式両数・車両長・最高速度・加減速度を数値で直接編集

配線

道具できること
軌道線路(軌道回路)を 1 本ずつ引く
分岐器分岐器を作る。枝になる軌道回路を割り当てる
軌道一括長さ・制限速度・進行方向・単線指定をまとめて変える。閉塞信号機の一括配置も
離れた線路をつなぐ画面上で離れている 2 点を、線路としてつながっていることにする
駅軌道回路を束ねて駅にする。番線番号の割り当ても
ホームホームの四角を置き、番線の表記を入れる
駅モジュール駅一式を一括生成(かんたんモードの「駅を作る」と同じ道具)
駅間敷設駅間を一括生成(同「駅と駅をつなぐ」)

設備

道具できること
てこ発点てこ・着点てこを置く
進路発点てこ → 着点てこ の進路を作る。分岐器の向きは自動計算
駅てこ割当てこを駅に紐づける(これが「駅扱い」の単位になります)
信号機信号機を置き、担当進路・防護軌道回路・現示条件を決める
信号機一括選んだ信号機の Y(黄)現示条件をまとめて設定

移動

道具できること
座標を動かす線路・信号・ホームが乗っている点を 1 つ動かす
座標を範囲で動かす囲った範囲の点をまとめて平行移動する

「TC_0786」がどこか探す

  • ID 検索 — 左パネルの最上部の「ID」欄(車両形式のモードには出ません)に TC_0786・SW_012・LV_003 などの ID (数字だけでも軌道回路として探します)や、てこ・駅の名前を入れて「検索」(Enter でも可)。その場所へ画面が寄り、赤く点滅します。
  • 画面の下の帯に、マウスの下にある軌道回路の名前が出ます(駅の中なら駅名と番線も)。
  • 残作業の → を押したときも、名指しされている軌道回路・分岐器が赤く点滅します。
  • 点滅は数秒か、次にクリックすると消えます。

🪜 手で作るときの順番

後ろの道具は前の道具の結果を使います。この順番以外だと必ず戻るので、 迷ったらこのとおりに進めてください。

  1. 軌道 — 線路を引く
  2. 分岐器 — 分かれる所を分岐器にする
  3. 駅 — 駅にする軌道回路を束ね、番線番号を振る
  4. ホーム — ホームを置く
  5. てこ — 進路の始まり(発点)と終わり(着点)を置く
  6. 進路 — てこ同士を結んで進路にする
  7. 信号機 — 進路を担当する信号機を置く
  8. 駅てこ割当 — てこを駅に紐づける
  9. 軌道一括 — 長さ・速度、単線区間の指定を仕上げる
  10. 信号機一括 — Y 現示条件を入れる
  11. 保存(F5) — 残作業の一覧で取りこぼしを確認
駅 1 つぶんをこの順で手作業するとかなりの手数になります。 駅モジュールで置いてから直すほうが速く、 自動生成と手置きは保存されるデータの上で区別されません。

➖ 軌道(軌道回路を引く)

  • 左クリック ×2 — 始点 → 終点で 1 本。始点をもう一度クリックすると取り消しです。
  • 右クリック — 既にある軌道回路を選ぶ。Delete で削除。
完全に垂直な線は引けません。 このゲームは軌道回路の「左」と「右」で進行方向を扱うので、 真上・真下だと左右が決められないためです。少し傾けてください。

長さと制限速度はここでは入れません。引いたあと 軌道一括 でまとめて入れます (長さが 0 のままの軌道回路は、軌道一括の下のほうでまとめて選べます)。

🔀 分岐器

分岐器は「枝になる軌道回路の集まり」として作ります。種別を選ぶと必要な枝の数が決まり、 枝が全部そろった瞬間に自動で登録されます(登録ボタンはありません)。

種別入れる枝
片開き直進(定位)/分岐(反位)の 2 つ
片渡り直進 1・直進 2・渡り の 3 つ(Z 字の渡り線)
両渡り上直進・下直進・渡り 1・渡り 2 の 4 つ
1 対 N直進(定位)・枝 1・枝 2 … 枝 N(枝の数は直進のほかに 2〜9 本。三枝分岐器なら 2)
平面交差線 A の片側・線 A の反対側・線 B の片側・線 B の反対側 の 4 つ
シングル/ダブルスリップ枝は引きません。マップをクリックした点を中心に、形ごと置きます
  • 座標にスナップして 2 点クリック — その場で新しい軌道回路を引いて枝にします。
  • 既にある軌道回路の中央をクリック — その軌道回路を枝に加えます。
  • 1 つ登録するたびに、次に必要な枝へ自動で進みます(左パネルに「◯/◯」で進み具合が出ます)。
  • 枝はマップ上で色分けされます。どの色がどの枝かは、種別の下に出る色の見本で確かめられます。
片渡り(Z 字)は種別「片渡り」で作れます。 直進 1 → 直進 2 → 渡り の順に引いてください。渡り線は 1 本のままで構いません (内部では片開き 2 つとして保存され、一覧にも 2 つ並びます。一覧では「片渡り(相方 SW_xxx)」と見分けられます)。 片方を削除しようとすると、相方も一緒に消すか確認が出ます (片方だけ消すと、相方が使っている渡り線は斜めの線だけ残ります)。

分岐器の一覧は行をクリックして選べます。選ぶと画面がその分岐器へ寄って赤く点滅します。

引いたあとで定位と反位を取り違えたと気づいたら、その分岐器を右クリックで選び 「定位/反位を入れ替え(進路も更新)」(片開きのみ)。参照している進路の転てつ指示も一緒に反転します。

両渡りの上直進と下直進は平行な別の線なので、端点を共有しません。 渡り線を直進の欄に入れてしまうと、登録の時点でお知らせして取り消します。

1 対 N(三枝分岐器など)

1 つの分岐器から 3 方向以上に分かれる形です。モノレール・新交通の三枝分岐器や、 車庫の入口を短くまとめたいときに使います。種別「1 対 N」を選び、枝の数を +/− で決めてから、 分かれる根元の 1 点から 直進 → 枝 1 → 枝 2 … の順に引きます。

  • 定位は直進です。真ん中の線を定位にしたいときは、真ん中を直進として引いてください。
  • 直進と全部の枝が根元の 1 点から出ていないと、登録せずに取り消します(枝の先に枝を継いだ形は、片開きを並べて作ります)。
  • 枝は色分けされ、進路の分岐器の向きには「枝 3」のように出ます。

平面交差(ダイヤモンドクロッシング)

2 本の線路が分岐せずに交わる所です。種別「平面交差」を選び、交わる 1 点から出る 4 本を 線 A の片側 → 線 A の反対側 → 線 B の片側 → 線 B の反対側の順に引きます。

  • 転換はしません。列車は同じ線へまっすぐ抜けるだけです。
  • 2 つの線を通る進路は、自動でお互いを止め合います(競合になり、相手の線の空きも確かめます)。
  • 同じ線の 2 本が同じ向きに延びていると、交差の形ではないので登録しません。

シングル/ダブルスリップ

平面交差の中に渡りが付いた形です。種別「シングルスリップ」「ダブルスリップ」を選び、 マップをクリックすると、その点を交差の中心にして形ごと置きます(置く前に形が薄く表示されます)。 「上下を反転」で斜めの線の傾きが逆になります。 大きさは幅 4 マスで、高さは 6 マスか 12 マスを選べます。 シングルスリップは渡り線を入れる側(交差の鈍角の 2 か所のどちら)も選べるので、反転と合わせて 4 通りに置けます。

  • 中身は平面交差 1 つと片開き 2 つ(ダブルは 4 つ)です。分岐器の一覧にも別々に並びます。
  • 外側の 4 つの端を線路につないでください。既にある線路の端に重ねて置けば、そのままつながります。
  • 渡りを通る進路・まっすぐ通る進路・もう一方の渡りを通る進路は、交差の中で行き当たるので自動で競合になります。
  • 一覧ではスリップの交差に「スリップ」、片開きに「スリップ ◯◯ の部品」と付きます。 どれか 1 つを削除しようとすると、スリップごと消すか確認が出ます(外側の線路も一緒に消えます)。 「これだけ消す」で交差だけを消すと、片開きに入っていない交差の腕の線路も一緒に消えます(確認に本数が出ます)。
  • 置くのをやめるときは Esc(ほかの種別を選んでも抜けます)。

🚉 駅(軌道回路を束ねる)

駅はその駅に属する軌道回路の集まりです。 マップ上でその駅の軌道回路を全部クリックして選び、名前を入れて「駅登録」。

  • 駅名と、2 文字略称 / 1 文字略称(空なら駅名の先頭から自動)。 2 文字略称はマップを引いて見たときの駅名ラベル、1 文字略称は列車マーカーの行先に使います。 それぞれ 2 文字・1 文字までしか入りません(表示が隣と重なるため)。
  • 旅客扱い — 外すと車庫・引上線・留置線あつかいになり、ダイヤ上でもそう分類されます。
  • 停止定位 — チェックを入れると、この駅に停車する列車は、 駅に停まってから(発車の 20 秒前から)この駅より先の進路(出発進路から先)を開けます。 付けていない駅では、列車は駅に着く前から先読みで出発進路まで開けます。 単線の行き違い駅に付けると、着く前に出発進路を取って、反対から来る列車の場内進路をふさぐことがなくなります。 通過する列車には効かず、今までどおり先の進路を開けて通ります。場内進路の開け方も変わりません。 待たせるのは駅の線路の先から始まる進路だけで、ホームの途中に信号機を置いた駅では、 その信号機の進路は着く前に開きます(残作業「停止定位」に出ます)。
    この欄は駅の既定です。番線ごとに変えるときは、下の「番線割当」の各番線で 「既定」「する」「しない」を選びます(例: 1 番線は先読みのまま、2 番線だけ停止定位)。 同じ番線番号を振った軌道回路(ホームを分けた同じ番線)は、まとめて同じ設定になります。
縦列停車の車庫を作るときは、2 つの決まりを守ってください。 1 本の線路の上に停止位置を前後に並べる形(縦列停車型)の車庫は、次の 2 点を外すと正しく動きません。
  • 停止位置ごとに 「車庫A」「車庫B」「車庫C」と駅を分けて登録する (まとめて 1 つの駅にしない)
  • 車庫として登録した軌道回路どうしを続けて並べず、間に普通の軌道回路を 1 つ以上挟む
列車は「同じ駅の軌道回路が続く限り前へ詰める」ので、この 2 点を外すと車庫全体が 1 つの停止位置とみなされ、 止めた列車が同じ場所に重なって表示されます。
ホームの軌道回路を分けた番線(ホームの途中に信号機を置く形)
同じ駅の軌道回路が分岐器を挟まずに 1 本でつながっているときは、何本に分けても 1 つの番線として扱います。番線番号が同じでも違っても、付けていなくても同じです。
  • この番線で終着する列車は、ホームの奥の端まで進んで停まります (途中の駅に停車するときと同じ位置)。途中の信号機はいつもどおり守ります。
  • ホーム長の検査(残作業「ホーム長」)も、つながった軌道回路の長さを合わせて見ます。
  • そのため、引上線や車庫はホームと同じ駅に入れず、別の駅として登録してください (駅モジュールで作った引上線・車庫は、はじめから別の駅になっています)。 同じ駅に入れると、終着する列車が引上線や車庫まで入り込みます。

本線上で折り返す(駅に隣接した本線を駅として登録する)

駅のとなりの本線上に停止位置を作って、そこで折り返させたいことがあります (場内信号機 →[折返しの停止位置]→ 入換信号機 → 分岐器 →[出発信号機]← 駅、という形)。 これはいまの機能だけで作れます。専用の設定は要りません。

  1. 折り返しに使う本線の区間(場内信号機から停止位置まで)を、ひとつの駅として登録します。 番線割当で番線番号も付けてください。
  2. その駅の「旅客扱い」は外しておきます。乗り降りが無い折返し用なので、 外しておくと時刻表や「路線の案内」ウィンドウに出てきません(付けたままでも動きます)。
  3. ダイヤ作成の種別マスタ(F4)で、その駅をすべての種別で「通過」にします。 これで普段の列車はそのまま走り抜けます。
  4. 折り返させたい列車だけ、その駅に停車するダイヤを引き、次の運用(折返し)をつなぎます。
  5. 信号機・進路は駅として登録したので、場内・出発・入換のいつもの手順で引けます。 ただし、入換の進路は場内・出発の進路と着点てこを分けて作ってください(下の注意)。
通る軌道回路がまったく同じ進路は、2 本作れません。 折り返しの形では、入換の進路が場内・出発の進路と同じ軌道回路を通りやすく、そのまま登録しようとすると 「同じ軌道回路列の進路 … がすでにあります」と出て登録できません(てこが別でも同じです)。 同じ経路の進路が 2 本あると、ダイヤの列車がどちらの進路で走るのかが決まらなくなるためです。
このときは軌道回路を分けて、着点てこを別々に置きます。 たとえば軌道回路が 01-02-03-04 と並び、01 に発点てこがあるなら、 03 に入換用の着点てこ、04 に場内・出発用の着点てこを置き、 入換の進路は 02-03、場内・出発の進路は 02-03-04 として作ります。 短い方の進路が長い方の途中で終わる形なら、どちらも登録できます。

番線番号

「駅登録」を押すとそのまま編集モードに入り、続けて「番線割当」が出ます。 所属する軌道回路が並ぶので、それぞれに番号を入れるか + / − で増減します。 あとから振り直すときは、その駅の軌道回路を右クリックで選び直してください。

番号のかわりに、英数字の呼び名も入れられます(例: KST。半角英数字 1〜6 文字)。 本線上の引き上げ部分を折り返しに使うときなど、「1・2…」では呼びにくい線路に名前を付けられます。 呼び名を付けた番線にも並び順のための番号が自動で付き、欄の右に (3) のように出ます (ダイヤグラムの番線の並び順や、ダイヤのデータはこの番号で動いています。 呼び名が付いている間は + / − は使えません)。 受け付けない文字を入れたときはその場で元の値に戻ります。

他の駅に属している軌道回路を選んで登録しようとすると、 「引っ越し」になる軌道回路の一覧が出て確認を求められます。 駅を削除するときは、一緒に消えるもの(ホーム・番線番号)を先に一覧で見せてから 確定します。線路やてこ・信号機・進路ごと片付けたいときは「設備ごと消す…」を選ぶと、 消えるものの一覧を確認してからまとめて消せます。

🚪 直通運転(出入口)

路線がマップの端で終わらず、その先の別の路線へ直通しているように見せたいときは、 端の線路を出入口として登録します。配線メニューの「直通運転」を開き、 端の線路を選んで登録してください。名前は「○○方面」がおすすめです。

出入口は駅ではありません。列車は出入口に停車しません(停車させることもできません)。 仕組みの上では駅の一種として扱われるので、ダイヤ作成で始発・終着に選べ、時刻表やダイヤグラムにも駅と同じように並び、 時刻も設定できます。ただしそこに書く時刻は「マップに現れる時刻」「マップから消える時刻」であって、停車ではありません。 乗り降りのある終点にしたいときは、出入口ではなくふつうの駅を作ってください。
  • 始発が出入口の列車は、その時刻に出入口の線路の入口へ走りながら現れます (速さは路線の最高速度と、その線路の制限の小さい方)。前の列車がまだ入口にいれば、空くまで待って現れます(遅れになります)。
  • 終着が出入口の列車は、出入口で止まらずに抜けて消えます(留置しません)。
  • 出入口の線路は一方通行(複線)にするか、単線区間に指定した線路にします。 《軌道一括》で進行方向を片方向にするか、「単線区間に指定」してから登録してください。
  • 単線の出入口では、1 本の線路を出ていく列車と入ってくる列車が使います。 出入口の外を駅とみなして単線の行き違いと同じように扱い、出ていく列車が単線にいる間・進路を取っている間は、 入ってくる列車は現れずに外で待ちます(待ったぶんは遅れになります)。入ってくる列車は現れる 20 秒前から 単線を使う予定に数えるので、そのときは出ていく列車が行き違い駅で待ちます。 出ていく列車の出発進路には単線区間の軌道回路を含めてください(含めないと待ち合わせが働かず、 残作業「出入口」に出ます)。
  • 入ってくる線と出ていく線は1 つの出入口にまとめて登録します(「○○方面(上り)」「○○方面(下り)」のように 2 つに分けると、マップ検査で警告が出ます)。出入口の線路はマップの端で行き止まりにしてください。
  • 入ってくる列車は出入口の線路の入口に現れるので、出入口の線路の入口に立つ信号機は、 その列車にとってはもう越えた信号として扱われます。 入ってくる列車を止めたい所には、出入口の線路の先(出口側)に信号機を置いてください。
  • 途中の駅で打ち切った列車は、その駅で止まります(出入口を抜けて消えるのは、終着が出入口の列車だけです)。 始発の出入口で打ち切ると、その列車は現れません(運休)。

🟦 ホーム

  • 左クリック ×4 — 四隅を置いて 1 枚。4 点そろうと所属駅と番線表記の入力が出ます。
  • 切り欠きのあるホーム(L 字・凹形)は、角を外周を一周する順に 5 点以上(最大 16 点)クリックしてから「プラットホーム登録」を押します。辺が交差する順に置くと登録できません。 番線表記はいちばん上の辺といちばん下の辺に出ます。置き間違えたら「最後の角を取り消す」、最初からなら Esc。 形を変えたいときは、角の座標を動かすか作り直してください。
  • 番線表記 — ホームの上側 / 下側に出す文字(「1」「2」など)。 こちらも英数字の呼び名(KST など)を入れられます。
  • 右クリック — 登録済みのホームを選んで編集・削除。

ホームは見た目と番線表記のためのもので、列車が停まる位置そのものは軌道回路の長さで決まります。 最長編成が入らない駅は保存時に「ホーム長」の残作業として鳴ります。

🎚️ てこ

置いたてこは、左パネルの「てこ一覧」から行をクリックしても選べます (マップ上の小さい丸を狙わなくて構いません)。選ぶと下に削除ボタンが出ます。 一覧には所属駅と座標も出るので、どのてこか見分けられます。

てこは進路の始まり(発点)と終わり(着点)を示す点です。ここが無いと進路が作れません。

  1. 発点か着点かを選ぶ
  2. マップを左クリックして座標を決める(1 回で確定。やり直しは「解除」)
  3. 名前を入れて「登録」(Enter でも登録できます)
  • 名前は空でかまいません — 発点は番号、着点は英字で自動採番されます(次に付く名前が表示されます)。
  • 向き(右 / 左)は発点だけ。着点に向きはありません。
  • 右クリックで選択 → Delete で削除。
進路の名前(例: 「12H」)は、発点の名前 + 着点の名前でできています。 実物の連動図表と同じで、番号が線区の並びに沿っていると読みやすくなります。

🛤️ 進路

進路は 発点てこ → 着点てこ → 通る軌道回路 の 3 段階で作ります。

  1. 発点てこをクリック
  2. 着点てこをクリック
  3. 通る軌道回路を、発点側から順にクリック(間違えたら「1 つ取消」)
  4. 「進路登録」(Enter でも可)

着点側から選んでしまっても構いません。登録するときに発点側からの並びに直して、 画面の下に「着点側から選んだので、発点側から並べ直しました」と出ます (以前の版で逆に並べて登録した進路も、開いたときに直して残作業パネルでお知らせします)。

候補から選んでまとめて登録する

発点てこをクリックすると、そこから辿り着ける着点てこまでの経路の候補が一覧に出ます (行き先は「○○駅 1番線」、駅の外なら軌道回路の名前。反位で通る分岐器の数が少ない順)。 行をクリックすると画面でその経路の色が変わるので、どれか確かめられます。 チェックを付けて「まとめて登録」すれば、1 本ずつ引かなくても済みます。 候補に無い経路は、これまでどおり着点てこをクリックして自分で選んでください。

候補が出ない・足りないとき。 候補は、着点てこが進路の最後の軌道回路の上(またはその端)にあるものだけを探します。 また、同じ向きの次の信号機(別の発点てこ)がある軌道回路の先へは探しにいきません (列車の進路は入換てこでは止まりません。入換の進路は入換てこでも止まります)。 分岐が多い駅では、軌道回路 30 本・分岐器 8 か所より先は探しません。

発点てこを選んでいる間は、そのてこから出る登録済みの進路が薄い紫で表示されます (てこモードでてこを選んだときも同じです)。

分岐器の向きは自動で決まります

選んだ軌道回路の並びから、通る分岐器と定位/反位が自動で計算されて一覧に出ます。 同じ分岐器に相反する向きを要求するような選び方をすると赤字で警告が出て、 登録できません(軌道回路の選び間違いです)。

先頭の軌道回路を飛ばさないこと。 同じ発点てこから出る進路は必ず同じ境界から始まります。1 区間抜けると 信号の設置位置が 1 区間先へずれ、その区間を通る他の列車までその赤信号に捕まります。 保存時に「進路の先頭TC」の残作業として検出されます。
進路は「発点てこの次の軌道回路」から選ぶこと。 てこが乗っている軌道回路そのものは進路に入れません。 たとえば 01-02-03-04 と並んでいて発点てこが 02 の上にあるなら、進路は 03-04、 信号機は 02 と 03 の境界に立ちます。02 まで入れてしまうと、その進路を担当する信号機は 02 の在線も見るようになり、列車が 02 に入った瞬間に赤になります (出発進路なら、その列車自身のせいで出発できなくなります)。あわせて停止位置も 1 区間手前へずれます。 進路を登録した直後と保存時に警告が出ます。
番線へ入る進路は着点てこの位置で終えること。 着点てこが番線にあるのに、その先の軌道回路まで選ぶと、その番線に終着する列車が この進路の信号機を見落とし、赤のまま通過することがあります。 着点てこが軌道回路の途中にあるならその軌道回路まで、境界にあるならその手前の軌道回路までで止めてください。 進路を登録した直後に警告が出て、保存時には「進路の着点TC」の残作業として検出されます。 直すときは登録した進路を直すの手順で末尾を外します(消して作り直さなくてよい)。 番線でない所(単線区間の途中など)に着点てこを置いた進路は、先まで延びていても警告しません。

進路の名前

画面では進路を 発点の名前 + 着点の名前(例: 「1R」)で表示します。 別の駅に同じ名前のてこがあって名前がぶつかるときも登録でき、内部では「1R_2」のように番号を付けて区別します (画面の表示は「1R」のまま。選んだ進路の欄に行き先と内部の名前が出ます)。 同じ発点てこ・着点てこの組み合わせの進路は 2 本作れません。 てこが別でも、通る軌道回路がまったく同じ進路は作れません (作り分けたいときは着点てこを分けます。本線上で折り返すの注意を参照)。

登録した進路を直す

進路は下の一覧をクリックするか、その進路が通る線路を右クリックすると選べます (重なっている所は押すたびに切り替わります)。 選んで「経路を引き直す」を押すと、いまの経路が読み込まれます。 「1 つ取消」で末尾から外し、線路をクリックして足してから「この経路で置き換える」。 消して作り直すのと違い、担当の信号機・競合などの設定はそのまま引き継がれ、分岐器の向きは計算し直されます。 やめるときは「引き直しをやめる」(進路は元のまま)。 進路を消すときは、その隣の「この進路を削除…」(Delete でも可)。確認の窓が出てから消えます。その進路を担当している信号機も一緒に消えます(ほかの信号機の現示条件に使われている信号機だけは残り、担当の進路が外れます)。

開通できるか確かめる

選んだ進路の「開通できるか確かめる」を押すと、分岐器の向きの指示どおりに、 列車と同じ決まりで発点から経路を 1 本ずつ辿ります。最後まで辿れれば経路が点滅して、下の帯に「辿れました」と出ます。 途中で違う線路へ行ってしまう・先へ進めない所があれば、そこを赤く点滅させて、 どの分岐器がどちらを向いているせいか、一方通行を逆に通っていないか、発点てこの向きが逆でないかを、左パネルのいちばん上の赤い帯に出します(押すと消えます)。

確かめるのは「経路として辿れるか」だけです。ほかの進路との競合や鎖錠は見ません (それはゲームを遊んで確かめてください)。

登録した進路の設定

進路を選ぶと、次の項目が出ます。

  • 競合進路 — 同時に開通させてはいけない進路。 進路を足したり消したりするたびに自動で計算されるので、通常は触りません。 手で変えたいときは一覧のチェックを付け外しします(相手側にも同時に反映されます)。 自動計算は線路を共有する組を足すだけで、消すことはしません。 そのため、線路は共有しないが同時に開けたくない組を足したぶんは残ります。 逆に、線路を共有する組のチェックを外しても、進路を足したり消したりしたときや 次にマップを開いたときに元に戻ります(同時に開通できない組なので外せません)。
  • 順序制御 — 自動進路のとき、計画時刻の早い列車に譲ります。 設定は要りません。配線から自動で決まります: ほかの進路と同じ行き先(着点)へ同じ向きで合流する進路は「あり」、 それ以外は「なし」(先に要求した列車に開きます)。 サイドバーにはその結果が表示されます。
  • extraCheck — 自動計算の結果を表示するだけです(編集はできません)。

🚦 信号機

信号機は「どの進路を担当するか」が主役です。先に進路を作ってから置きます。

種別決めること
場内・出発担当する進路(発点てこと着点てこで指定)
入換同上(入換進路を担当)
閉塞担当進路は持たず、防護する軌道回路を指定

場内・出発・入換の防護する軌道回路は、担当進路の経路そのものです。自動で決まり、手では変えられません (進路の経路を引き直したり延ばしたりすると、防護も一緒に追いつきます)。 Shift+クリックで防護を指定するのは閉塞信号機だけです。

場内・出発/入換の置きかた

  1. 種別を選び、マップを左クリックして立てる位置を決める
  2. そのまま発点てこをクリック(自動でこの状態に進みます)
  3. 着点てこをクリック — 一致する進路が自動で選ばれます
  4. 「信号機登録」

「⚠ 該当する進路がありません」と出たら、そのてこの組み合わせの進路をまだ作っていません。 表示名は自動で付きます(担当進路のある信号機は発点名+着点名、閉塞は防護する軌道回路の名前)。

閉塞信号機の置きかた

位置を決めたあと、Shift+左クリックで防護したい軌道回路を指定します (その軌道回路に列車がいる間、この信号機は赤になります)。 数が多いときは 軌道一括 の「閉塞信号機の一括配置」のほうが速いです。

現示条件(Y=注意・YG=減速・YY=警戒)

信号を右クリックで選ぶと、Y(注意)・YG(減速)・YY(警戒)の現示条件を編集できます。 「この信号をその現示にする条件」を、信号機の名前 + その現示の組み合わせで書きます。 現示のボタン(「が赤 ▾」など)を押すと 赤・警戒・注意・減速・進行 の選択肢が開くので、1 つ選びます。 読めない現示(CSV の書き間違いなど)は「が ?」と表示され、選び直すまでそのまま残ります。

  • 行を足すと OR(どれか成立で)、1 行の中で条件を足すと AND。
  • 調べる順番は 警戒 → 減速 → 注意で、どれにも当たらなければ進行です。
  • 入力欄にカーソルを置いた状態でマップ上の信号機をクリックすると、その名前が入ります。
  • 2 灯式にチェックを入れると、最大現示が Y に制限されます(減速・警戒は出ません)。

減速(YG)は自動で付きます

「先の信号機が赤なら注意」の Y 条件がある信号機には、「先の信号機が注意なら減速」の YG 条件が既定で付きます (新しく置いた信号機・駅テンプレート・駅間敷設・「信号機一括」の一括設定で初めて Y を付けたとき)。信号機の欄に「減速(YG): 自動」と出ていれば既定のままです。 YG 重複・Y 重複をボタンで付けると「自動+YG 重複」「Y 重複」と出ます。 YG を手で変えると「手で変えています」になり、「既定に戻す」で戻せます。 YG が無い信号機は「なし — 3 灯式(G→Y→R)」と出ます。付けたいときは「既定を付ける」か「信号機一括」で付けてください。

  • YG 重複 — 先の信号機が減速なら、この信号機も減速にします(進行 → 減速 → 減速 → 注意 のように減速を続ける)。
  • Y 重複 — 先の信号機が注意なら、この信号機も注意にします(減速を挟まず注意を続ける)。
  • 警戒(YY)は自動では付けません。必要な信号機だけ手で組んでください。

減速(YG)は付けなくてもかまいません(3 灯式)

YG は任意です。付けない信号機は進行 → 注意 → 停止 の 3 灯式として正しく動き、残作業にも出ません。 3 灯式にしたい信号機は、信号機の欄の「減速なし(3 灯式)にする」、 または「信号機一括」の「減速なし(3 灯式)にする」(選んだ信号機か全部)で YG を外します。 一度外した信号機は、あとで隣に駅や駅間を作っても YG が勝手に戻ることはありません。

v0.3.8 より前に作ったマップの信号機には YG が付いていません(3 灯式のまま動きます)。 4 灯式にしたいときは「信号機一括」の「減速(YG)の既定を付ける」で一度に付けられます。 YG が付くと、列車は注意の手前の信号で減速するようになります(ダイヤの所要時間が少し延びることがあります)。

Y 条件は信号機を「名前」で指しています。 指されている信号機の表示名を変えると、その条件は黙って成立しなくなります (実行時は「なぜか黄にならない信号」になるだけで、何も出ません)。 保存時に「信号機の参照」の残作業として鳴るので、名前を変えたら一度 F5 を押してください。
Y 条件は「信号機一括」で自動生成できます。手で書くのは、 分岐や合流で例外的な条件を足したいときだけで十分です。 ATC の路線では現示条件そのものが使われません(列車が前方の状況から速度を決めるため)。

🏷️ 駅てこ割当(駅扱い)

指令画面で「この駅の進路をまとめて自動にする/手動にする」を切り替える単位が駅です。 そのために、てこがどの駅のものかを教えます。

  1. マップ上のてこを左クリック — そのてこを含む連動グループ全体(てこを共有する進路・競合する進路をたどった範囲)が白く光ります
  2. 割当先の駅を選ぶ
  3. 「この駅に割り当て」

左パネルの先頭に未割当のてこの数が出ます。 「未割当のてこをまとめて選択」で、残っているものを一度に光らせられます。

てこ番号の振り直し

てこの番号は置いた順の通し番号になります。駅の割当が済んだら、 起点からの駅の順に振り直せます(押したときだけ変わります)。

  • 連番で — A 駅 1〜6、B 駅 7〜12、…
  • 駅ごとに桁を分けて — A 駅 1〜、B 駅 11〜、C 駅 31〜(駅ごとの本数に応じて 10 の位を空けます)
  • 着点てこ(英字)はどちらでも駅の順に A から振ります。駅の割当が無いてこは最後になります。
進路の名前・信号機の名前・現示条件の中の信号名も一緒に書き換わります(手で付けた名前はそのまま)。 そのマップで途中保存したプレイのデータは使えなくなります。ダイヤはそのまま使えます。 押す前に、変わる名前の一覧が確認の窓に出ます。
単線区間をつないだあとに割り当ててください。 単線の軌道回路を共有する進路どうしは、単線指定が付いていれば別々の駅として扱われます。 指定を付ける前にやると、路線ぜんぶが 1 つの駅になってしまいます。

📐 軌道一括

選択した軌道回路にまとめて設定します。ここが実質の「仕上げ」の道具です。

選ぶ

  • 左クリック=単体 / Shift+クリック=追加 / Ctrl+クリック=トグル
  • 左ドラッグ=矩形選択 / Ctrl+A=全選択 / Esc=解除

選ぶと合計の長さと最低速度が出るので、区間の実長合わせに使えます。

できること

  • 長さ [m] / 制限速度 [km/h] — チェックを入れた項目だけ適用されます。 1 本だけ選んでいるときは、その軌道回路の個別編集欄も出ます。
  • 進行方向 — 両方向 / 右のみ / 左のみ。制限した向き以外の進路は成立しなくなります。
  • 単線区間の指定 — 対向列車が共用する駅間の本線に付けます。 デッドロック防止の排他単位になります。指定した線路には、どのモードでも脇に琥珀色の細い線が付きます (駅の中の紫と重なっても両方見えます)。 「単線指定の線路をまとめて選択」で指定済みの線路だけを選び直せます。 選んでいる本数のうち何本が単線指定かも表示されます。
  • 閉塞信号機の一括配置 — 選んだ軌道回路それぞれに閉塞信号機を置きます (進行方向に応じて左端/右端を自動で選びます)。
  • 長さが 0 の軌道回路の件数が出て、まとめて選択できます。
2 線以上の駅の番線には単線指定を付けないでください。 番線まで排他にすると、その駅で行き違いが成立しなくなります (付けてしまった場合は保存時に「単線指定の誤り」として鳴ります)。 1 面 1 線の駅は別です——行き違いできないので、 指定の有無に関わらず両隣の単線とまとめて 1 つの排他区間として扱われます。 信号機の都合でホームの線路を 2 つ以上の軌道回路に分けていても、分岐器を挟まずにつながっていれば 1 線として数えます(指定を付けたままで構いません)。

手で引いた線路を単線にする

  1. 駅と駅のあいだの本線の軌道回路を選びます(Shift+クリックで足せます)。 2 線以上の駅の番線は選びません。
  2. 「単線区間」の「単線区間に指定」を押します。進行方向が片方向だった線路は両方向に戻ります。
  3. 両駅の出発進路に、その単線の軌道回路を含めます(進路)。 出発進路が単線の手前で終わっていると、反対から来る列車を見張れません。
  4. 保存して、残作業の「単線指定」の行を確かめます。
残作業の文言意味と直し方
単線指定漏れの疑い 反対向きの進路が両方通っているのに指定が無い。単線なら指定を付けます。 駅の側線へ入る引込線のように、行き違いの心配が無い線なら出ません。
単線指定の確認 指定があるのに反対向きの進路が見つからない。隣の駅がまだ無いなら、その駅と進路を作ると消えます。 複線の片側に付けてしまったなら、指定を解除します。
単線指定の誤り 2 線以上の駅の番線に指定が付いている。その駅で行き違いができなくなるので、番線の指定を解除します。

🟡 信号機一括

選んだ信号機に、進行方向の隣の信号を参照する Y 現示条件をまとめて入れます。 駅間を敷いたあとの仕上げ、または手で配線したあとの仕上げに使います。

  1. 対象の信号機を選ぶ(操作は軌道一括と同じ。ドラッグ・Ctrl+A も使えます)
  2. 進行方向(右向き/左向き)を選ぶ — どちら側の隣を見るかです
  3. 一括設定

実行すると「成功 / スキップ / エラー」の件数が出ます。 エラーは信号名つきで並ぶので、そこだけ手で直せば済みます。 Y がまだ無かった信号機には、Y と一緒に減速(YG)の既定も付きます (もともと Y があった信号機の YG は変えません。3 灯式にした信号機が戻らないように)。

「減速(YG)の既定を付ける」は、信号機を選んでいればその信号機に、選んでいなければ全部の信号機に、 「先の信号機が注意なら減速」を付けます。YG を手で決めた信号機・2 灯式は変えません。 「減速なし(3 灯式)にする」は、同じ範囲の信号機から YG を外します。 こちらは手で組んだ YG も含めて外します(間違えたら Ctrl+Z で戻せます)。

🏗️ 駅モジュール(くわしい版)

かんたんモードの「駅を作る」と同じものですが、ギャラリーではなく項目を直接選びます。 絵で選べない細かい設定はこちらにしかありません。

  • 駅の位置 / 番線数 / 連動 / ホーム形状 — 上を決めると、選べない下の選択肢がグレーになります。 1 線・3 線以上は連動駅のみ、ホーム形状(対向式・島式)が選べるのは 2 線のときだけです。
  • 配線の型 — 3 線の連動途中駅だけ「国鉄型(中線は中央)」を選べます。 1・3 番線が主本線で通過、2 番線が中線。手本は JR 山陽本線 安芸中野です。
  • 接続 — 複線 / 単線 / 片側だけ単線(複線と単線の境目の駅)。
  • 車庫 — 線数・横並び数・付ける側(左/右)。入出庫の入換進路と入換信号まで自動生成し、 車庫の列は旅客扱いなしの駅として登録されます。 ここで作れるのは横に並べた車庫だけです。1 本の線路に前後に停める 縦列停車型にしたいときは自分で配線し、 駅(軌道回路を束ねる)の決まりに従ってください。
  • 引上線 — 本線の中間に行き止まり線 1 本と、全番線との折返し進路を作ります。 車庫と同じ側には付けられません。
  • 渡り線 — 駅の左右の分岐部で別々に選べます(両渡り / 片渡り / なし)。 実在の複線中間駅は「なし」が普通です。
  • 停車部の実長 / アプローチ / 速度 — 停車部=番線、アプローチ=てこが乗るスタブ。 その他の細かい軌道回路は一律 25m、分岐器の反位は一律 45km/h です。

R または「180°回転」で向きが変わります。置いた直後なら Ctrl+Z で駅ごと取り消せます。

車庫だけを置く

「駅の位置」で「車庫だけ」を選ぶと、駅を作らずに車庫だけを置けます(車両基地だけのマップ、本線から離れた基地など)。

  • のど部 — 本線とつなぐ所が単線か複線か。 単線は 1 本の線路に出庫の着点てこと入庫の発点てこを置きます(いちばん左の 1 マスは空けてあるので、左方面へ出る発点てこを自分で足せます)。 複線は入る線(上)に発点てこ・出る線(下)に着点てこを置き、2 本はのど部の両渡りでつながります。 上の線から 1〜2 線目、下の線から 3 線目以降へ分かれます(2 線のときは上下 1 線ずつ。複線は 2 線以上)。
  • 線数・横並び数 — 駅に付ける車庫と同じです。
  • 分岐の形 — 梯子(片開きを並べる)か、1 対 N(省スペース)。1 対 N は 3 線以上で選べ、分岐器 1 つで全部の線へ分けます。

入庫・出庫・列の間の入換進路と入換信号まで作ります。てこと進路は車庫の駅(車庫A〜)に付きます。 本線の駅から扱いたいときは「駅てこ割当」で付け替えてください。 置いたら、のど口の端から本線まで軌道を引いてつなぎます(のど口を本線の端の点に重ねて置けば、そのままつながります)。

連動駅はてこ・進路・信号・現示条件まで自動生成しますが、 出発信号の Y 現示条件だけは空で作られます。 その先の閉塞がまだ無いためで、駅間を敷けば自動で埋まります (手配線の場合は「信号機一括」で入れてください)。

🧵 駅間敷設(くわしい版)

できることはかんたんモードと同じです(操作は端点 → 折れ点 → 端点、 複線/単線の選択、長さと制限速度の入力)。違うのは言い回しと初期値だけです。

  • 言い回し — 「かたっぽの駅の線路の先端」が「出発スタブの外側の端点」に、 「複線」「単線」が 「複線(片方向)」「単線(双方向)」になります。
  • 長さの入れかたの初期値 — かんたんは「駅間ぜんぶの長さ」、 くわしいは「閉塞 1 つの長さ」で始まります。どちらのモードでも切り替えられます (単線は閉塞に刻まないので常に「ぜんぶ」)。

複線/単線は、どちらのモードでも①でクリックした駅から推測して初期値が入り、 押して変えられます。一度自分で選んだあとは、次に線を引き始めても推測で戻しません。

できあがりかたは次のとおりです。

  • 複線 — 水平区間は 1 マス=1 閉塞、斜め区間は点から点で 1 閉塞。 閉塞信号機と Y 現示条件(連鎖・相手駅の場内・発駅の出発信号)まで自動で入ります。 進行方向は始点 → 終点の向きです。
  • 単線 — 折れ点ごとに双方向 1 軌道回路(単線指定つき)。 閉塞信号は置かず、両駅の出発進路を単線区間の終端まで延ばします。 このため同じ向きの列車も、この区間には 1 列車ずつしか入りません (続けて走らせたいときは閉塞信号機を置き、出発進路をその手前までにします)。

「軌道」と「駅間敷設」の違い

軌道駅間敷設
操作クリック 2 回で 1 本。どこでも引ける 端点 → 折れ点(任意)→ 端点。両端はすでにある線路の端
できる軌道回路1 本。長さ 100m・制限 80km/h・両方向・単線指定なし 複線: 1 マス 1 閉塞・片方向
単線: 折れ点ごとに 1 本・両方向・単線指定つき
長さ・速度あとで軌道一括で入れる 引く前にサイドバーで入れ、閉塞に割り振る(速度の既定は路線最高速度)
信号機作らない 複線: 閉塞信号機と黄の条件まで作る
単線: 置かない
進路作らない 単線: 両駅の出発進路を単線区間の終わりまで延ばす(てこは作らない)
向いている所駅の中の細かい配線・側線・引上線駅と駅のあいだの本線

「軌道」で駅間を引いた場合は、長さ・速度・信号機・進路・単線指定をすべて手で付けます。 単線にするときは、下の「手で引いた線路を単線にする」を見てください。

📍 座標を動かす(置いたあとの手直し)

線路の端・信号・てこ・ホームの角は、すべて「座標」という点の上に乗っています。 駅を置いたあとで位置をずらしたい・区間を広げたいときは、 作り直さずにこの点を動かします。

1 つだけ動かす(座標を動かす)

  1. 動かしたい点を左クリック — その位置にあるものが一覧で出ます (何も無い所をクリックすると点を新しく足します)
  2. 一緒に動かすものにチェック — 外したものはその場に残ります (重なっている線路のうち片方だけを動かす、という使い方ができます)
  3. 移動先を左クリックして「確定」

右ドラッグでつかんで動かすこともできます(グリッドにスナップします)。 ドラッグ 1 回は Ctrl+Z 1 回で元に戻ります。

まとめて動かす(座標を範囲で動かす)

  • ドラッグで矩形選択(Shift 追加 / Ctrl トグル / Ctrl+A 全選択)。線路・信号・てこ・ホームの区別なく、 範囲に入った点がすべて対象です。
  • dx / dy を入れて「適用」。よく使う 1 マス移動は ← → ↑ ↓ のボタンで一発です。
移動先に別の点が重なるときは動かしません。 同じ位置に来た点どうしはつながっているものとして扱われるので、 重ねると意図しない線路の接続ができてしまうためです。 「〜と重なるため中止しました」と出たら、先に相手の点をどかすか、移動量を変えてください。
駅を丸ごとずらしたいときは、その駅を囲って範囲移動が速いです。 点は ID で参照されているので、動かしても進路・信号の紐づけは切れません。 ただし実長 [m] は自動では変わりません——距離を変えたときは 軌道一括で入れ直してください。

なお、動かした結果線路が真上・真下になると左右が決められなくなり、 分岐器の直進どうしが同じ点に来ると形が壊れます。 どちらも保存時の残作業で鳴るので、大きく動かしたら一度 F5 を押して確かめてください。

🪢 離れた線路をつなぐ(ジャンプ)

長い路線をまっすぐ描くと、盤面が横に伸びすぎて画面に入りません。 そこで実物の運転指令盤と同じように何段かに折り返して描き、 「段の右端」と「次の段の左端」をつながっていることにするのがこの道具です。

  1. つなぎ元の点を左クリック(既にある線路の端をクリックします)
  2. つなぎ先の点を左クリック
  3. 「ジャンプ登録」(備考は任意)

登録するとエディタ上では 2 点が細い線で結ばれます。 ゲーム側はこの 2 点を同じ場所として扱うので、進路も列車も途切れずに続きます。 右クリックで選んで Delete すれば取り消せます。

同梱の路線もすべてこれを使っています(1 路線あたり 3〜9 か所)。 折り返す位置は駅と駅のあいだ——駅の途中や分岐器の中で折り返すと、 盤面が読みにくくなります。
つなげるのは既にある点だけです。何も無い所をクリックしても登録できません。 また、同じ位置に重なっている点どうしは元からつながっている扱いなので、 ジャンプは要りません。

🚋 車両形式(くわしい版)

一問一答ではなく、数値を直接編集します。

  • ID — カスタムアイコンの画像名になります(半角英数と _ -)。
  • 編成両数 / 1 両の長さ — 18・20・25m のボタンつき。編成長がその場に出ます。
  • 最高速度 / 加速度 / 減速度 — km/h、km/h/s。
  • アイコン — 公式バンクから選ぶか、ID と同じ名前の PNG を置きます。
ID はダイヤを作る前に確定させてください。 すでに組んだダイヤ(仕業配置)は形式を ID で参照しているので、改名しても追従しません (ダイヤ検証が「形式不明」で拾うため黙って壊れはしませんが、直す手間がかかります)。

🧾 残作業をくわしいモードで直す

ファイル → 残作業… の各行にある →(かんたんモードでは 「くわしいモードで直す」)を押すと、その場所へカメラが飛び、直す道具が選ばれた状態になります。 自動では直しません——どちらを直すべきかは、その場の配線しだいだからです。

分類直す道具よくある原因
起点駅路線設定…ダイヤの距離 0 になる駅が未設定/消した駅を指したまま
信号-進路信号機一括進路に信号機が無い/1 つの進路を複数の信号機が担当している
Y現示条件信号機一括すぐ先に次の信号があるのに黄の条件が空
分岐器分岐器両渡りの直進の欄に渡り線を入れている
進路の先頭TC進路先頭の軌道回路を 1 区間入れ忘れている
進路の着点TC進路番線にある着点てこより先の軌道回路まで経路に入れている
単線指定軌道一括単線に指定が無い/複線に付いている/番線に付いている
ホーム長車両形式最長編成がどの番線にも入らない(車両を短くするか駅を作り直す)
未使用のてこてこどの進路にも使われていないてこ(押しても何も起きない。要らなければ削除)
駅てこ割当駅てこ割当てこが駅に紐づいていない(駅扱いの手動/自動が効かない)
駅の略称駅2 文字略称が 3 文字以上/1 文字略称が 2 文字以上(CSV を手で書いたマップ)
信号機の参照信号機現示条件が指している信号機の表示名を変えた(その条件は永久に成立しません)/防護の軌道回路が消えている/CSV を手で書いた
エラー(赤)は保存できません。放置すると確実に壊れるもの (読込時に捨てた CSV の行、ID の重複、存在しない駅を起点に指している)だけがここに出ます。 それ以外の警告は「作りかけ」として保存できます。

⌨️ 共通の操作

  • 左クリック — 置く・進める / 右クリック — 既にあるものを選ぶ
  • Delete — 選んだものを削除 / Esc — 作りかけを取り消す(選択の解除)
  • ほかから使われているものを消そうとすると、確認の窓が出ます — 「ほかから使われています」の窓に、一緒に消えるもの(進路・信号機・てこ・分岐器…)が 種類ごとに並びます。「まとめて消す」で全部一度に消え、参照が残りません。 「やめる」で何も変わりません。消しすぎたら Ctrl+Z で全部戻ります
  • 駅モジュールごと片付けたいとき — 「座標を範囲で動かす」で駅を囲って Delete(または「選んだ範囲をまとめて消す」)。囲った点の上にある線路・てこ・信号機・ホームと、 それを使う進路・分岐器が一覧になり、確認してからまとめて消えます。 駅の編集画面の「設備ごと消す…」でも同じことができます
  • 残った線路を片付けるとき — 「軌道一括」で線路を囲って Delete (または「選んだ線路をまとめて消す」)。線路を使う進路・分岐器・信号機も一覧に出て、 確認してからまとめて消えます
  • Ctrl+Z 元に戻す / Ctrl+Shift+Z(Ctrl+Y)やり直す
  • Ctrl+A — 一括系の道具で全選択
  • F5 保存 / F9 読込 / H 全体表示 / 右ドラッグで移動・Ctrl+ホイールで拡大縮小
  • Enter — てこ・進路・信号機の登録

❓ よくあるつまずき

進路が登録できない(赤い警告が出る)

同じ分岐器に定位と反位の両方を要求する経路になっています。 通る軌道回路の選び方(枝の取り違え)を見直してください。

信号機を置こうとすると「該当する進路がありません」

その発点てこ・着点てこの組み合わせの進路がまだありません。進路が先です。

列車が駅で出発しない

出発進路を担当する信号機が無いか、Y 現示条件が入っていない可能性があります。 残作業… を開くと「信号-進路」「Y現示条件」として並びます。

てこ割当が路線ぜんぶ 1 駅になってしまう

単線区間の指定が抜けています。軌道一括 → 単線区間に指定を先に済ませてから、 駅てこ割当をやり直してください。

かんたんモードに戻すと道具が減る

隠れるだけで、作ったものは何も失われません。右上の「くわしい」でいつでも戻せます。