
中途採用で使える公的な支援:ハローワークの求人は無料、トライアル雇用助成金は月額最大4万円
中途採用の費用を抑えたい採用担当者に向けて、公的に用意されている支援を2つ紹介します。ハローワークへの求人申込みは無料であること、そしてトライアル雇用助成金(一般トライアルコース)の金額と主な条件が分かります。
ハローワークの求人申込みは無料
厚生労働省「ハローワークの求人者サービスのご案内」によると、ハローワークに求人を申し込むと、無料で全国500カ所以上のハローワークやインターネットを通じて公開できます。申込みは、事業所の所在地を管轄するハローワークで受け付けています。
ハローワークインターネットサービスで求人者マイページを開設すれば、ハローワークに行かなくても求人を申し込めると、同じページに書かれています。
注意点も同じページにあります。求人情報を民間事業者や地方公共団体に提供してほしいと希望した場合は、ハローワークインターネットサービスから提供されます。この情報提供だけで、求人を出した会社が料金を請求されることはありません。ただし、有料の職業紹介事業者などから連絡があり、あらためて契約を結んだ場合は、料金が発生することがあります。
トライアル雇用助成金(一般トライアルコース)とは
職業経験の不足などから就職が難しい求職者を、一定期間の試行雇用(トライアル雇用)で受け入れる事業主に支給される助成金です。厚生労働省のページでは、無期雇用契約への移行を前提とした制度と説明されています。
厚生労働省「令和8年度 雇用・労働分野の助成金のご案内(簡略版)」(令和8年4月8日時点)によると、支給額は次のとおりです。
- 1人あたり月額最大4万円(最長3か月間)
- 対象者が母子家庭の母等または父子家庭の父の場合は、月額最大5万円(最長3か月間)
厚生労働省のコース別ページによると、助成は雇入れの日から1か月単位で最長3か月間が対象で、その期間の各月の合計額がまとめて1回で支給されます。月額は「最大」4万円で、これより少なくなる場合もあります。実際の金額は、厚生労働省のコース別ページの表で確認してください。
主な条件
パンフレットでは、対象となる求職者を「職業経験、技能、知識の不足等から安定的な就職が困難な求職者」としています。
厚生労働省のコース別ページには、雇入れの条件として次の点が書かれています。
- ハローワーク等の紹介により雇い入れること
- 原則3か月のトライアル雇用をすること
- 1週間の所定労働時間が通常の労働者と同じであること(30時間以上。日雇労働者などは20時間以上)
求職者側の要件もあります。令和8年度のパンフレットでは、たとえば「2年以内に2回以上離職または転職を繰り返している」「離職している期間が1年を超えている」といった例が挙げられていますが、これは一部です。対象者の要件は、厚生労働省のページで必ず確認してください。
使う前に押さえたいこと
助成金は、決められた要件を満たした場合に支給されるものです。応募者が来れば自動的にもらえるわけではありません。
また、今回の内容は令和8年度のパンフレット(2026-04-08 時点)とコース別ページ(2026-10-16 に確認)にもとづいています。制度は見直されることがあるため、実際に使う前に、最新の内容を厚生労働省のページか管轄の労働局・ハローワークで確かめてください。
まずは無料のハローワーク求人で募集を出し、紹介された求職者の中に助成の対象となる人がいるかを見る、という順で考えると、費用を増やさずに検討を始められます。
