
社労士の勉強、どの科目から始める? 労働基準法から入って、少しずつ回すのがおすすめ
10月から社労士試験の勉強を始める人に向けて、最初の科目をどう選ぶか、そのあとどう回すかについて、筆者の考えをまとめます。正解が一つあるわけではなく、あくまで「筆者はこう考える」という話です。
筆者は、労働基準法から入るのが楽しいと考えます
筆者は、最初の科目は労働基準法がよいと考えています。一番興味を持ちやすく、すでに知っていることも多い科目だからです。予備校の教材も、だいたい労働基準法から入っている印象があり、ほとんどの人が同じ順番で始めているのではないでしょうか。労働基準法から入るのが一番楽しくてよいのではないかと、筆者は思います。
年金や労災・雇用保険は、なじみが薄いのがふつうです
一方で、年金の科目はなじみが薄いと感じる人が多いはずです。
- 多くの人が、国民年金や、会社員なら厚生年金の保険料を払っています
- ただ、自然に払っているので、制度を深く理解している人は少ないと思います
- 労災保険や雇用保険も、会社が加入してくれているので、なじみが薄いのがふつうです
労働基準法に比べると、これらの科目は入り口でとっつきにくく感じるかもしれません。
1科目を終えてから次へ、ではなく少しずつ回す
とはいえ、1つの科目ばかりやっても仕方がないのが社労士試験です。社会保険労務士試験オフィシャルサイトの「試験概要」(確認日 2026-10-16)には、次の試験科目が並んでいます。
- 労働基準法及び労働安全衛生法
- 労働者災害補償保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む)
- 雇用保険法(労働保険の保険料の徴収等に関する法律を含む)
- 労務管理その他の労働に関する一般常識
- 社会保険に関する一般常識
- 健康保険法
- 厚生年金保険法
- 国民年金法
同じ「試験概要」には、「合格基準点は、選択式試験及び択一式試験のそれぞれの総得点と、それぞれの科目ごとに定めます」とあり、「各成績のいずれかが合格基準点に達しない場合は不合格となります」とも書かれています。科目ごとに基準点があるので、1科目だけに偏るわけにはいきません。
そこで筆者は、1科目を終えてから次へ進むより、少しずついろいろな科目に触れるほうがよいと考えます。同じ内容を複数回やることになるので、記憶の定着にもつながります。
好きではない科目は、好きな科目とセットで
勉強を続けていると、好きではない科目が必ず出てきます。それだけを長く続けるのはしんどいものです。
筆者は、面白い科目と興味の薄い科目を組み合わせて、セットでやることをすすめます。たとえば、労働基準法のあとに年金の科目を少し、という具合です。
まとめ
- 最初は、興味を持ちやすい労働基準法から入る(筆者の考え)
- 1科目を終えてから次へ、ではなく、少しずついろいろな科目を回す
- 好きな科目と、興味の薄い科目をセットにする
試験の科目や合格基準点の考え方は、公式サイトの「試験概要」で確認できます。科目をまたいで少しずつ解けて、自分の苦手な科目が分かるものを1つ持っておくと、回しやすくなります。
