
10月に始める人の1年の組み立て:合格発表から次の試験まで
合格発表のある10月は、次の試験に向けて勉強を始める(再開する)ちょうどよい時期です。この記事では、10月から翌年8月の試験日までの約10か月を、時期ごとに「何をするか」の見取り図にしました。
まず、1年の枠を確かめる
2026年の第58回の日程は、社会保険労務士試験オフィシャルサイト(2026-10-10 確認)によると次のとおりです。
- 申込受付期間:4月13日(月)〜5月31日(日)
- 試験日:8月23日(日)
- 合格発表日:10月1日(木)
2026年(第58回)は、春に申し込み、8月23日に受験し、10月1日に結果が出ました。来年の日程は、必ず受験案内で確かめてください。
秋から冬:インプットで全体を一周する
最初の数か月は、テキストや講義で全科目をひと通り見る時期です。ここで完璧を目指す必要はありません。一周して、どんな科目があるかをつかむことが目的です。
仕事をしながらだと、まとまった時間は取りにくいものです。毎日同じ時間に少しでも机に向かう、通勤や昼休みに決まった教材を開く、といった「仕組み」を先に作っておくと続きます。
冬から春:過去問で、よく出るところを固める
インプットが一周したら、過去問に移ります。過去問は、解いて終わりにせず、「よく出る論点は何か」を知る道具として使います。
科目によって、事情は違います。社労士勉強くんの自社集計(2026年9月16日時点・暫定)では、過去23回分(第36〜58回)の出題で、5回以上出た条・項を「ランクA」としました。ランクAに当たる条・項は、労基・安衛が89件、国年が97件、健保が84件と多い一方、一般常識(労一・社一)は労一が11件、社一が6件でした。
一般常識は、白書と統計が中心で、同じ条文が繰り返し出る科目ではありません。 他の科目のように「過去問を回せば固まる」とは限らないので、白書・統計は別枠で、時間を決めて取り組むのがよさそうです。
また、2026年は4月から5月が申込の期間でした。勉強に集中していると見落としやすいので、日程は早めに手帳やカレンダーに入れておきましょう。
初夏:模試は、みんなと同じタイミングで受ける
模試を受けるのは、試験が近づいてきた時期です。ここで大事なのは、予定どおり、ほかの受験生と同じタイミングで受けることです。
筆者は1年目、「まだ全部終わっていないから」と模試を後回しにして、本番の直前にまとめて解きました。その結果、時間配分が身についておらず、時間が足りないことに本番近くで気づきました。模試の価値は、問題そのものより、みんなと同じ条件で自分の位置を知ることにあります。
全部の範囲が終わっていなくてもかまいません。模試で分かった弱点を、残りの期間に回しましょう。
直前期:新しいことを増やさず、穴を埋める
試験日が近づいたら、新しい教材に手を広げるより、これまで間違えた問題や、模試で分かった弱点を見直すほうが効率的です。体調を崩さないことも、この時期の大事な準備です。
今日からできること
- 受験案内で、来年の日程が出たら日付を手帳に入れる
- 全科目を一周する目安の時期を決める
- 毎日、スマホで解けるものを1つ決めておく
1年は長く見えますが、時期ごとにやることを分けると、今日の一歩が小さくなります。まずは、今日の10分から始めてみてください。
